日本の文化といっても過言ではないオタク文化。
オタク文化といえば同人誌ですが、オタクじゃないという方も同人誌という単語を目にする機会があるのではないでしょうか。
聞いた事はあるけれど、同人誌がどういったものなのかよく分からないといった方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、同人誌・同人漫画(コミック)の魅力や種類など同人誌について解説していきます。
また、同人誌が購入できるサイトも比較しながらご紹介いたします。
同人誌・同人漫画(コミック)が読めるサイトを比較
同人誌・同人漫画(コミック)が読めるサイトをピックアップしました。
同人以外の作品を取り扱うストアもあれば、同人作品を専門に取り扱うサイトなど、特徴は各サイトによって様々。
中にはFANZA同人のようにアダルト同人作品のみ販売するサイトもあります。
各ストアの特徴を紹介しながら、比較しやすいようにまとめています。
ストア | 電子書籍 | 通販 | アダルト |
---|---|---|---|
FANZA同人 | ○ | ○ (FANZA通販にて) |
○ |
コミックシーモア | ○ | × | ○ |
とらのあな | ○ | ○ | ○ |
BOOK☆WALKER | ○ | × | ○ |
DLsite | ○ | ○ | ○ |
Kindleストア | ○ | ○ | ○ |
メロンブックス | ○ | ○ | ○ |
pixiv | ○ | × | ○ |
BOOTH | ○ | ○ | ○ |
FANZA(ファンザ)同人
FANZA同人は、アダルト同人誌はもちろん、CGやゲーム、動画、ボイス、コスプレ動画など様々な同人作品を購入できるサイト。
取り扱い作品も豊富で、FANZA独占販売作品や割引キャンペーンなど内容も充実。
場合によっては90%OFFなど格安で販売されていることもあるので、気になる方は是非チェックしてもらいたいサイトです。
アダルトに特化したサイトなので、男性にはもちろんオススメですが、FANZA同人では女性向け作品も取り扱っているので女性の利用もオススメです。
支払い方法はクレジットカード、DMMプリペイドカード、PayPal、toreta+、DMMポイントに対応。
コミックシーモア
漫画、ラノベ、小説、BL、TL、アダルトなど多彩な電子書籍を取り扱うコミックシーモアでも同人誌を取り扱っています。
配信されている同人誌はBLが1415作品、アダルト漫画が3459作品と、成人向けの同人誌が充実しています。
シーモアは利用できる支払い方法が豊富なほか、割引セールやクーポンが充実しているなど様々な魅力がある電子書籍配信サービスです。
購入した電子書籍はブラウザはもちろん、本棚アプリでも閲覧可能。
本棚アプリを使えば電子書籍のデータを端末にダウンロードして、オフラインでも読むことができます。
また、シーモア読み放題フルではアダルト同人誌も読み放題できます。
シーモアでは、新規会員登録すると70%OFFクーポンと、毎月ポイントが付与される月額メニューに登録すると最大2万ポイントが貰えるキャンペーンを実施しています。
このキャンペーンを利用すれば同人誌も安く読めるのでおすすめ。
とらのあな
とらのあなは漫画や同人、音楽、ゲームなどを購入できる通販サイトですが、とらのあな電子書籍では同人誌や同人漫画(コミック)の購入も可能。
一般作品はもちろん、アダルト同人作品も配信。購入した電子書籍は本棚から読むことができます。
とらのあな電子書籍のサイトでは割引セールや期間限定の無料配信も行っているので、気になる方はチェックしておきましょう。
BOOK☆WALKER(ブックウォーカー)
漫画や小説、ラノベ、ビジネス、実用、雑誌、アダルトなど色々な電子書籍を取り扱うBOOK☆WALKER(ブックウォーカー)では、電子版の同人誌・個人出版作品も配信しています。
一般作品はもちろん、アダルト同人作品も取り扱っています。
購入した同人作品はPCやスマートフォン、タブレットで閲覧可能。
DLsite
DLsiteは同人コミックやPCソフトなどが購入できるサイトで、全年齢向け作品だけでなく、アダルト同人作品も充実しています。
取り扱い作品は540,000点以上(執筆時点)とかなりのボリュームで、DLsiteでしか購入できない同人作品も取り扱っています。
支払い方法はクレジットカード、キャリア決済、後払い決済・コンビニ払い、銀行振込、LINE Pay、ビットキャッシュなど様々な決済方法に対応しています。
アプリ不要でPCやスマートフォン、タブレット端末のブラウザからすぐ読めます。
Kindleストア
膨大な量の電子書籍を取り扱うKindleストアでも同人誌を配信しています。
1冊づつ購入して読むこともできますが、サブスク型の読み放題サービスでも一部の同人誌が配信されているので、定額で読むことも可能。
Kindleストアで購入した電子書籍はPCやスマートフォン、タブレットのブラウザや専用のリーダーアプリからも読むことができます。
同人だけでなく、漫画やラノベなど色々な電子書籍を読む人にもオススメ。
MELONBOOKS(メロンブックス)
MELONBOOKS(メロンブックス)は同人誌やゲーム、コミック、音楽など同人作品が購入できるサイトで、一般同人誌と成年同人誌を取り扱っています。
フロマージュブックスでは女性向け同人作品を購入することもできるので、男性だけでなく女性にもオススメ。
電子書籍ストアでは割引セールなどのキャンペーンも実施しているので、通常より安く購入することも。
iOSとAndroid向けの専用アプリが提供されているので、端末にダウンロードしておけば快適に読むことができます。
pixiv(ピクシブ)
pixivはマンガやイラスト、小説が閲覧できるサービスでピクシブ株式会社が運営しています。
同人のマンガやイラストが閲覧できるだけでなく、自分が制作した作品を投稿して利用者に見てもらうことも可能で、利用者によって色々な楽しみ方ができるのが大きな特徴です。
ランキングやユーザー企画、グループの作成・参加など多彩なサービスを提供しています。
pixivでは、R18の同人作品も配信しています。
BOOTH(ブース)
BOOTHは、自分が制作した作品を販売できるショップ作成サービスで、こちらもピクシブ株式会社が運営しています。
クリエイターが制作した漫画やイラストなどここでしか買えない同人作品を楽しむことができます。
漫画やイラストの通販だけでなく電子書籍などの商品も販売されています。
BOOTHでは、R18の同人作品も配信しています。
そもそも同人誌って何?
そもそも同人誌・同人漫画(コミック)とは何でしょうか。
同人誌とは色々な定義がありますが、同じ趣味や志を持つ人(=同人)が自分で資金を出して制作した雑誌(=同人雑誌)を略した語の事です。
日本では明治時代に刊行された純文学分野での同人雑誌が同人誌の始まりと言われています。
かつて芥川龍之介などの文豪達も同人誌を作っていたという歴史もあり、同人誌は近代文学の発達に関して重要な役割を持っていました。
現在では、”プロ、アマ問わず様々な人達”が”好きなもの”を”自由な表現”で”自分で作った雑誌”くらいの意味合いでとられていると思ってもらってかまいません。
また同人誌といったら漫画やアニメといったイメージがありますが、それだけではなく、小説や画集、写真集など色々な同人誌があります。
同人誌と漫画との違い
「同人誌」と「漫画」の違いについて説明していきます。
「漫画」は、コマやフキダシなどを使った、絵を主体とするものの事で、セリフや擬音などは文字を使って表現され、記号化されたキャラクターなどが描かれています。
「漫画」と「同人誌」の違いは、出版社が関わっているか、どこで販売されているかなどに表れます。
主に「漫画」とは商業誌で描かれているものを指す場合が多く、商業誌は出版社を通して「漫画」を世に送り出します。
例えば、有名な商業漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」を知っている方がほとんどだと思いますが、「週刊少年ジャンプ」で描かれている漫画は「集英社」という出版社を通して世に出されており、刊行する際の費用は出版社が負担します。
宣伝や図書登録、書店の営業なども出版社が受け持ってくれるので、商業漫画は書店に並びます。
大手通販サイトにも配本も行ってくれるので、商業漫画はAmazon、楽天などで買うことも出来ます。
一方「同人誌」は、出版社を通しません。
刊行に関する費用は作った自身が負担するほか、宣伝などもだいたい自分で行わなければなりません。
「同人誌」を置いている書店もありますが、ほとんどの書店では並べられる事がないため「同人誌」は主にコミックマーケットなどの同人誌即売会などで販売されます。
同人誌がどこで販売されているか詳しくは後ほど解説します。
同人誌・同人コミックの魅力
同人誌は自由な表現など様々な魅力があります。
筆者が思う同人誌や同人コミックの魅力をご紹介します。
市場にはない自由な表現
同人誌の魅力といえば、やはり自由な表現と言えます。
市場で販売されている商業誌と違って同人誌は出版社を通していません。
商業誌では出版社側の特色や意見があるので、作者が自由に表現できるとは限らない訳があります。
それに対して同人誌は、すべて自分でやりくりするので、作者が好きなように自由に表現できるので、市場ではNGな表現も同人誌ではできてしまいます。
1つの作品として形になる嬉しさ
同人誌の魅力2つ目は、自分が表現したものが1つの作品になることです。
表現したものが本として形になり、手元に届くのはとても喜ばしい事ですよね。
また作り手だけではなく、受け手側、購入者も嬉しいはずです。
現在はイラストや漫画、小説など様々な表現をSNSなどのネットで見られるようになりました。
そんな中、好きな作家さんの表現が1つの作品として本として、形になったらとっても嬉しいですよね。
そういった喜びが同人誌にはあります。
同人作品の種類
同人作品には大きく分けてオリジナル(一次創作)とパロディ(二次創作)の2種類があり、それぞれ特徴があります。
オリジナル(一次創作)
オリジナル(一次創作)は、その名の通り1から自分で作った創作物の事を言います。
「原作」や「創作」と同じ意味があります。
オリジナル(一次創作)の魅力は作者の想像した世界を十分に堪能できる事にあります。
作者が1から自分で想像しているので、作者の思考や趣味性などが伝わりやすいのではないでしょうか。
一次創作の種類は多岐にわたり、漫画はもちろんの事、イラストや小説など色々な作品があります。
パロディ(二次創作)
パロディ(二次創作)は、オリジナル(一次創作)を元にして制作されたもの事です。
例えば、世に出ている漫画やアニメなどの、キャラクターや設定を用いて作品を作るといった事などが挙げられます。
二次創作はマンガやアニメ以外にも、ゲームや映画、ドラマ、小説など色々なメディアが元となっています。
人気のコンテンツなら必ず二次創作があるといっていいでしょう。
二次創作は自由度が高く、原作ではありえない物語が展開されていたり、接点のないキャラクター同士が絡んでいる事も少なくなく、二次創作ならではの魅力があります。
同人誌・同人漫画(コミック)はアダルト作品も充実
同人誌は、R-18の成人向けアダルト作品も充実しているのが特徴で、同人誌=アダルト作品という印象がある方もいるかもしれませんね。
コミケで出される同人誌の中で、アダルト作品は、全体の3割ほどと言われています。
一方で電子書籍ストアでは、全年齢対象の作品よりアダルト作品の方がはるかに多い印象で、取り扱っている同人誌のほとんどが成人向けの電子書籍ストアも存在します。
多く取り扱っているのは、アダルト作品が人気であり、多くのひとから需要があるという事ですね。
アダルト作品には一次創作や二次創作、男性向け、女性向けなどいろんなカテゴリーのアダルト作品が毎年、様々な作り手によって世に送り出されています。
同人誌のアダルト作品はアマチュアやプロ関係なく、色々な人が作っているので、多様で豊かな性の表現があります。
ニッチな性癖を持っている方でも、数あるアダルト同人誌の中から、自分の気にいる作品が見つかるのではないでしょうか。
アダルトビデオや商業誌の成人向け作品に飽きたという方も電子書籍ストアなどで同人誌のアダルト作品を購入してみるのがいいかもしれません。
同人誌は全年齢対象もおすすめですが、アダルト作品もおすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
同人誌・同人漫画(コミック)が買える場所・サイト
同人誌は同人即売会や委託販売された書店、電子書籍ストアや通販サイトなどで購入できます。
多く利用されている同人誌即売会と電子書籍ストア・通販サイトについてご紹介していきます。
同人誌即売会
同人誌即売会とは同人誌を販売する事ができるイベントの事で、毎年、色々な同人即売会が各地で開かれています。
有名な所だと日本最大の同人即売会「コミケ」こと、「コミックマーケット」が挙げられますね。
また、同人即売会では、同人誌を販売しなくてもイベントに参加する事が可能で、作品を購入するために参加する事を一般参加といいます。
気になった同人即売会があれば、ぜひチェックして一般参加してみましょう!
電子書籍ストアや通販サイト
同人即売会に行かなくても、同人誌が通販サイトや電子書籍で販売されていた場合はネットで購入する事ができます。
同人即売会が開催される場所から遠方に住んでいたり、当日赴けない方にうってつけでしょう。
「メロンブックス」や「とらのあな」のように通販と電子書籍の両方を取り扱うサイトもあれば、電子書籍ストアでは「DLsite」「FANZA同人」などが有名です。
まとめ
オタク文化を語る上で欠かせない同人誌。
同人界隈はこれからもますます盛り上がりを見せるに違いありません。
同人即売会以外の、電子書籍ストアなどの販売も需要が高まりつつ、規模も大きくなっていくのではないでしょうか。
同人作品は成人向けの雑誌やコミックスも充実しているので、同人でしかできない楽しみ方もできるはず。
アダルト同人誌やアダルト同人コミックは個人的には、作品数が充実していたり、キャンペーンがお得なFANZA同人がオススメです。
FANZA同人では、女性向けの同人作品も配信されているので、女性の方にもオススメですよ。
10円キャンペーンなどお得なキャンペーンも充実しているので、気になる方はFANZA同人の公式サイトを覗いてみてくださいね。
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